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デザイナーに聞く マルチクッション[スワルプ]の話

床・ソファー・ベッドなど、お部屋のどこでも使える[スワルプ]のマルチクッション。400年以上前から家具の街として知られる広島県府中市の家具メーカーで製造したドゥ・セーオリジナルのアイテムです。

今回はデザイナーのタケさんにお話しをきいてみました。

スワルプを企画したきっかけ

自分の暮らしの中で理想のクッションが欲しいと思ったのがきっかけですね。

やっぱり私もお家で過ごす時間が長くなり、床に座って絵をかいたりPCで作業する時間が増えると、クッションが欲しいと思うようになりました。どうせ買うならインテリアとしても可愛くて長く使えるものがいいと思って、良さそうなものを厳選していくつか購入したんです。でも、すぐにへたってしまったり、逆に硬すぎたり、洗えなかったり...なかなか納得いくものに出会えなくて。

それなら作ってしまおうと思って企画しました。

こだわりのポイント

毎日使うことを考えて作っているところです。その1つが洗えること。

毎日使っているとコーヒーをこぼしたりとかでどうしても汚れるものだから、中材とカバーは取り外せるようにしました。

もちろん中材のクッションもこだわりたかったので、家具を作られているメーカーさんのところまで実際に行ってきました。

直接お話をして、「こんなのが作りたいんです」という想いを伝えると、すぐに何種類かご提案していただけました。実際に座り比べたりして、その場でこれに決めましたね。フェザーとウレタンチップを配合していて、弾力もあって硬すぎない丁度いい座り心地なんです。

カバーはインテリアに使うことを想定して作られた丈夫なイタリア製の生地を選びました。

最初は別の生地を使おうと考えていたんですけど、家具メーカーさんとお話ししていく中で、こちらが思っていた以上の生地を提案してもらえたんです。

この生地は風合いの良さはもちろん、引きつれが起きにくいという特徴もあり、ペットを飼われているお客様にもおすすめできる点が魅力的でした。

実際に使ってみて

いつも床において座って使っています。硬すぎないけどしっかり体重を支えてくれるソファーみたいな座り心地です。

やっぱり毎日座っていると空気が逃げていくようにはなるんですけど、側面を叩いて空気を含ませてあげるとボリュームは戻ってくるので、長く使えそうです。

寝るときにも使っていますが、使い込んでいくと馴染んできて頭の形に合ってくるのが心地いいですね。ちょっとお昼寝したい時とかに丁度いいんですよ。

もたれるのもおすすめで、あるスタッフは2つを組み合わせてソファーみたいにしたいって言ってましたね(笑)

「スワルプ」という名前は「すわる」×「スリープ(寝る)」から考えているので、座ったり寝るのはもちろん、ぜひ暮らしにあわせて自由に使ってほしいです。

企画を通して

自分の生活から着想を得て企画が始まり、メーカーさんのところに行って実際に見て話して一緒に考えながら開発できたことは本当に面白かったですね。実際に会いに行ってお話しすることで、思い描いていたよりいい提案がもらえたり、仕事と関係のない話の中からヒントとかアイデアにつながったり。電話やメールでは出てこないお話ができたからこそ「スワルプ」ができたんだと思います。作り手とコミュニケーションをとりながら作ることの大切さを改めて感じました。

あとはスワルプがみなさまに喜んでもらえて、大切に使っていただけたら嬉しいですね。

最終更新日:2023.09.01