味噌汁、煮物など和食の味の決め手といえば、出汁。
出汁をとるには、水に浸けておいた昆布をかつおぶしと煮だして濾して・・・と、手間と時間がかかるイメージがありますよね。
スタッフKもきちんと出汁をとる暮らしに憧れながら、いつも使うのは市販のだしです。我が家は小さなこどもがいるので、市販だしの添加物や味の濃さが気になっていました。
忙しい毎日でもおいしく、安全に、手軽にお出汁をとれたら…
今回は、そんな出汁のとり方をご紹介します。
出汁とは…
出汁とは、鰹節、煮干し、昆布、しいたけなどを使ってうま味を水に溶けださせたもの。昆布はグルタミン酸、かつお節・煮干しはイノシン酸、しいたけはグアニル酸、といったうま味成分が含まれています。2種類以上の素材を組み合わせたものを合わせ出汁といいます。「昆布+かつお」「昆布+しいたけ」など、異なるうま味成分をかけあわせると、相乗効果でさらにうま味がアップします。
気軽に楽しむ出汁のとり方
<水出汁>
昆布、鰹節、煮干しなどを水につけて一晩(8時間以上)冷蔵庫に入れておくだけでできる簡単な方法です。
・準備するもの
使用する容器は冷蔵庫で保管しやすい形状のものを。麦茶の水だしポットなどポケットがついているとすぐに具材が取り出せるので便利です。
・日持ち
保存の目安は、冷蔵庫で約3日。冷凍保存なら2週間ほど日持ちします。製氷機でブロック状に凍らせると、使いたい時に必要な分だけ使えて便利です。赤ちゃんの離乳食作りにもおすすめです。
試してみました
スタッフkも、合わせ出汁でいつものお味噌汁を作ってみました。いつも使っている市販だしに比べると塩分がないのであっさりしているものの、出汁のうま味がきいているような気がしました。
前の晩に材料を水に浸しておけば、翌日の朝にはすぐ使えるので忙しい毎日でも続けられそうです。
色々試して慣れてきたら、素材の種類や産地にこだわったり、自分好みのブレンドを見つけるのも楽しそうです。材料と水さえあれば簡単にできるので、気軽に試してみてくださいね。
最終更新日:2024.10.16